MR の撮像時間 ( SE・高速SE )
こんにちは!(`・ω・´)
どうもです!今回は検査学におけるMRIの撮像時間と関連した式について記していきたいと思います。
まずはSE法(スピンエコー法)から…
SE法t = 位相エンコード数Np × TR × 加算回数 ( NEX )
高速SE法t
= 位相エンコード数Np × TR × 加算回数 / ETL(エコートレイン数)
高速SE法は、1回の90°励起パルスをかけたのち、複数の180°再収束パルスをかける方法になります。したがって、高速SE法の撮像時間はSE法をETL(エコートレイン数)で割ったものになります。
高速SE法の特徴として…
①TEの平均化:コントラスト低下
②blurring効果(ブラーリング):細かい構造のボケ
③T2フィルタリング効果:T2がより強調される
があります。対策として、エコー収集時間 ( エコー感覚 ESP × ETL ) を小さくします。
またほかの特徴として・・・
④MT効果:実質組織の信号低下 ( 相対的に水や脂肪の信号が高い )
・コントラスト低下
⑤Jカップリング:脂肪が高信号描写(T2延長)
ではこの辺で!