nagoyan-study’s diary

日々の勉強など記録していきます。

MR の撮像時間 ( SE・高速SE )

こんにちは!(`・ω・´)

 

どうもです!今回は検査学におけるMRIの撮像時間と関連した式について記していきたいと思います。

まずはSE法(スピンエコー法)から…

 

SE法t = 位相エンコード数Np × TR × 加算回数 ( NEX )

 

高速SE法t

       = 位相エンコード数Np × TR × 加算回数 / ETL(エコートレイン数)

 

高速SE法は、1回の90°励起パルスをかけたのち、複数の180°再収束パルスをかける方法になります。したがって、高速SE法の撮像時間はSE法をETL(エコートレイン数)で割ったものになります。

 

高速SE法の特徴として…

 

TEの平均化コントラスト低下

 

blurring効果(ブラーリング):細かい構造のボケ

 

Tフィルタリング効果:Tがより強調される

 

があります。対策として、エコー収集時間 ( エコー感覚 ESP × ETL ) を小さくします。

 

またほかの特徴として・・・

 

MT効果:実質組織の信号低下 ( 相対的に水や脂肪の信号が高い )

                    ・コントラスト低下

 

Jカップリング:脂肪が高信号描写(T2延長)

 

 

ではこの辺で!